「菅笠」は日本中で、雨除け・日除けとして農作業を支えてきた400年の伝統を誇る「伝統的工芸品」です。
中世に京都の禅僧から伝わったとも、近世に伊勢の国から伝わったとも言われています。
江戸中期までは仲買人が金沢へ運び、江戸後期にはここ富山県高岡市福岡に笠問屋ができ、
直接、日本全国へ販売するようになりました。今では、日本全国の90%をここで生産しています。
菅はカヤツリグサ科のカサスゲで、雪解けに新芽が出て、七月には背丈以上に伸びます。七月末に刈り取り、炎天下で天日干しをし、保管しておきます。
ここ福岡は、もともと湿地帯で昔から良質な菅が収穫できました。
富山の厳しい冬を越す福岡の菅は、全国でもトップクラスの品質を誇り、製品の菅笠は全国各地に納品されていきます。
歴代天皇即位・大嘗祭の御菅蓋や、伊勢神宮式年遷宮の御料御笠・御翳も福岡の菅が使用されています。
菅製品の販売に関しては振興会までお問い合わせください。
いろいろな菅笠
菅笠は実にたくさんの種類があります。 サイズもふまえると約数十種類もの菅笠が存在します。作り手一覧
菅笠は高岡市福岡町を中心とした地域で作られています。通販について
菅笠を当ホームページからご購入いただけます。お支払い方法、送料など通販に関することはこちら。越中福岡の菅笠振興会ホームページから菅商品を直接購入することができます。
伝統的な菅笠
新しい菅笠
富士笠グラデーション
福岡地域の職人(菅栽培、笠骨づくり、笠縫 … Read More
「どっちが前、後ろ?」
「どうやってかぶるの?」
という声を実はたくさんいただいております。
しっかりかぶれ外れてこず、風にも強いです。
そのかぶり方のコツを伝授します。
「実は丸洗いできるんです。」
「風通しのいいところにかけて置くだけ。」
菅笠は雨雪に強く、また軽くて丈夫なことから、農作業時によく使われます。
そのため、汚れてしまうのが菅笠の宿命です。
しっかりお手入れをすれば、素材がシンプルなので長く使えます。
普段かぶっていないときは壁にかけてインテリアにも。
お知らせ
越中福岡の菅笠振興会からの、菅にまつわる情報やイベントのお知らせです。
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雅楽の館
雅楽の館には、菅に関する情報がたくさんあります。
まずはここから訪れましょう。